
香川を拠点に活動する伝統工芸作家によるイベント「成りの音(nari-no-ne)」が8月2日・3日、さぬき市の藍染め工房「Khimaira(キマイラ)」と、宿泊施設を併設した私設図書館「うみの図書館」で開かれる。
2023年に続き、今回が2回目となる同イベント。Khimairaでは同工房のほか、「ブティックjune」(高松市高松町)、「SEN-STUDIO」(牟礼町牟礼)、「讃岐桶樽谷川木工芸」(三木町)、川口屋漆器(さぬき市)、「さざなみ漆器」を作る竹森滉さんなど香川県内の伝統工芸品を作る職人や店舗が製品を展示販売。うみの図書館ではコーヒーの提供やカメラグッズ、倉敷帆布の小物などの販売を行うほか、職人たちの手仕事の様子を収めた映像を上演する。
発起人でもあるKhimaira代表の堀尾早敏さんは「イベントのコンセプトは『職人の裏側を見せる』。商品を見るだけでなく、映像から出来上がるまでの過程を見てほしい。藍染めなら布を染色液に浸す音、洗う音、絞る音など、物作りはさまざまな音に囲まれている。その音を感じてほしいとイベント名を『成りの音』にした」と話す。「今回出店している店舗や職人は伝統的な方法を使いながらも時代に合わせて新たな物作りをしている人ばかり。今の香川の物作りが見えるイベントになっているので足を運んでもらえれば」とも。
開催時間は10時~17時。入場無料。