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香川で34年ぶり全国高総文祭 高校生の巡検研修に地元経済界も協力

7月26日、「水城通り」で行われたパレードで演舞を披露する尽誠学園高校応援団部員ら

7月26日、「水城通り」で行われたパレードで演舞を披露する尽誠学園高校応援団部員ら

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 第49回全国高校総合文化祭「かがわ総文祭2025」が7月26日、始まった。

マーチングバンドや和太鼓、バトントワリングなどが行進した

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 総文祭は1977(昭和52)年から各都道府県が持ち回りで開催している全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典。演劇、合唱、吹奏楽など19の規定部門と、生活デザイン、応援、ロボット、花いけバトルの4つの協賛部門で構成される。香川県での開催は、1991(平成3)年度の第15回大会以来、34年ぶり2回目。今回は全国の高校約3000校、高校生約2万人が集まる。

 初日には「あなぶきアリーナ香川」(高松市サンポート)で開会式を行った後、レクザムホールや玉藻公園北側を通る「水城通り」でパレードを開催。ブラスバンド部やチアリーディング部など1200人の高校生が参加し、400メートルを練り歩いた。

 総文祭では種目で競ったり発表したりするほか、観光地や企業など香川県内各所を見学する巡検研修も行う。7月27日に高松帝酸(高松市朝日町5)で行われた巡検研修には、全国から集まった高校生25人が参加、液体窒素や液体酸素、ヘリウムガスなどを使った化学実験やギ酸を使った水素の抽出実験、産業ガスの製造現場や同社が管理する移動式水素ステーションの見学も行った。

 参加した福岡県立明善高校3年の鹿毛勇翔さんは「化学部に所属していて、総文祭の文化発表会では液体窒素を使った実験の発表をした。見学でフッ素処理について初めて聞いた。ガスを扱う企業はこれまで何も知らなかったが見学をきっかけに興味が湧いた」と話していた。

 総文祭は今月31日まで行われる。

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