
香川県内の企業や店舗の商品を集めた「讃岐のイッピン!特別販売会」が10月4日・5日、高松空港2階の出発ロビーで開かれた。
香川県商工会連合会が県内事業者の販路拡大を目的に主催する。空港2階の土産店「さぬき銘品店」内に来年1月まで特設するコーナー「讃岐のイッピン!」のポップアップ企画として、昨年に続き2回目の開催。
会場には、食品や雑貨などを扱う県内5事業者がブースを出展。日本航空(JAL)とも連携し、多くの旅行客や地元住民でにぎわいを見せた。5日は、「瀬戸内オリーブ園」(坂出市)、「フジタ」(さぬき市)、「neben-dir(ネーベンディア)」(三木町)、「neutral cafe FINE(ニュートラルカフェファイン)」(小豆島町池田)、「小豆島ヘルシーランド」(土庄町甲)の5社が出店し、商品紹介やワークショップを行った。
イベントにはJALの現役客室乗務員で「JALふるさとアンバサダー」を務める金川浩子さんも参加した。千葉県出身ながら香川に魅力を感じて移住したという金川さんは、「旅行客だけでなく、地元の方にも『こんな良い物があるんだ』と知ってもらえた。試食や事業者との会話を通じて、空港や地域の魅力を伝えられるイベントになった」と話す。イベントでは、金川さんとイベントアンバサダーでMCを務める嶋津菜摘さんがブースを回り、出展者を紹介する場面も見られた。
香川県商工会連合会の中島慎也さんは「空港で開催することで、インバウンド客など普段とは異なる層に商品をPRできた。JALとの連携で発信力も高まり、県内企業の販路拡大につながる手応えを感じた。今後も継続していきたい」と意気込む。