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高松・宮脇書店本店で小西マサテルさん&南原清隆さんトークショー

(左から)小西マサテルさん、南原清隆さん

(左から)小西マサテルさん、南原清隆さん

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 高松出身の小説家で放送作家の小西マサテルさんの著書「名探偵じゃなくても」発売を記念し、小西さんとお笑い芸人・南原清隆さんによるトークショーが12月16日、高松・「ギャラリー・ミヤワキ」(高松市丸亀町)で開かれた。

踊りながら現れた南原さん

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 高松第一高校(桜町2)の落語研究会の先輩、後輩に当たる2人。先輩の南原さんの落語を聞いたことをきっかけに小西さんは入部したという。卒業後、上京してからも小西さんが南原さんの出る番組や南原さんのインスタグラムライブの構成を行うなど親交は続いており、同作の帯の推薦文も南原さんが執筆した。

 「第21回このミステリーがすごい!」大賞に選ばれた「名探偵のままでいて」の続編となる同作。あらすじは小学校教師のヒロイン・楓とレビー小体型認知症を患いながらも楓の身の回りで起こるさまざまな事件を解決する祖父を中心に展開する。

 トークショーでは2人の高校時代のエピソードや小西さんがミステリー小説家を目指すきっかけ、レビー小体型認知症についても話を展開した。小西さんの父はレビー小体型認知症を患っており、小西さんも介護したという。小西さんは「父や娘がモデルになって構成した」と話す。

 トークショーには100人が参加し、県外からの参加者もいた。千葉県から来た石畑美緒さんは「南原さんと前作のファンなので足を運んだ。今作もイベントを待ちきれずに電子版で読み、ハラハラする展開に目が離せなくなった。トークショーは掛け合いも軽妙で楽しかった」と笑顔を見せる。

 同作について南原さんは「クリスマス直前から話がスタートするので今の時期にぴったり。作中では多くの人間模様が交錯し、それぞれの過去が暴かれる。やがて幾筋ものストーリーが合流し、一本の大きな流れになる様子は見事。家で過ごすことが多い冬のお供にしてほしい」と呼びかける。

 今後について小西さんは「続編の構想はあり、タイトルも決まっている。書くのはこれからだがみんなが楽しめるものを書きたい。楽しみにしてもらえれば」と締めくくった。

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