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スポーツ皿回しは、専用の皿とスティックを使って技を競うニュースポーツ。同大会は、技術力や芸術性、独創性を競う全国規模の大会として「日本スポーツ皿回し連盟」が主催し、2016(平成28)年から北九州市で毎年開催されている。今回は全国から約60人が出場した。
パフォーマンス部門では、皿回しの技術に加え、表現力や独自性などが総合的に審査される。BGMに合わせて皿やスティックをジャグリングのように空中に投げ上げたり、額にスティックと回転する皿をのせるなどの技を見せた大内さん。高度な技に加え、観客を魅了するステージパフォーマンスが高く評価され、優勝した。広島県の選手2人と組んだチーム「プレケア」として団体戦にも出場し、こちらも準優勝に輝いた。
23歳の大内さんは、大学時代にジャグリングサークルに所属。スポーツ皿回しを始めたのは2年前で、昨年の全国大会を見学したことがきっかけだったという。「皿回しを心から楽しむ出場者たちの姿に引かれ、自分も挑戦したくなった」と話す。
 「本番では緊張してミスも多く、自信がなかった。表彰の際、下位から名前が呼ばれていくので最後まで不安だったが、1位で自分の名前が呼ばれた時は心の底からほっとした」と振り返る大内さん。四国勢の優勝は初めてで、今回の優勝を受けて、大内さんは日本スポーツ皿回し連盟の香川支部支部長にも就任。社会人として働きながら、皿回しパフォーマーとしての活動にも力を注ぐ。「香川県内のパフォーマーは現在3人。イベント出演などを通して、スポーツ皿回しの楽しさを県内に広めていきたい」と意気込みを見せる。