明治から昭和にかけて活動した香川県出身のジャーナリスト・宮武外骨(がいこつ)に焦点を当てたトークイベント「讃岐の奇人 宮武外骨解体新書」が2月22日、香川県文化会館芸能ホール(高松市番町1)で開催される。
「外骨みたいに生きてみたい」著者でNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の原案本「ブギの女王・笠置シヅ子」も著した砂古口早苗さん
外骨は現在の綾川町生まれ。170点を超える雑誌を創刊し多くの著書を刊行した出版人であり、政治やマスメディアの腐敗を追及したジャーナリストとして知られる。「滑稽新聞」「スコブル」など、批判精神とユーモアを盛り込んだ出版活動を行った。
当日は、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の原案本「ブギの女王・笠置シヅ子」や「外骨みたいに生きてみたい」などの著書がある善通寺市出身のノンフィクション作家・砂古口早苗さんと、外骨が主宰した出版物を集成した「宮武外骨此中(このなかに)あり 雑誌集成」全26巻の編さんを手がけたライターで編集者の南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんが登壇。外骨の足跡を振り返りながら、現代のメディア状況についても語り合う。
イベントを主催する「古本YOMS」(田町、TEL 090-1850-9482)店主の齋藤祐平さんは「最初は当店のお客さんとして砂古口さんと知り合った。話がとても面白く、若い人にも砂古口さんの魅力を知ってほしいと思ったのが企画のきっかけ。南陀楼さんは以前より取材などで高松を訪れていたが、砂古口さんとは20年以上会っていないと聞き、この2人なら貴重で濃厚な機会になると確信した」と振り返る。
齋藤さんは「宮武外骨は香川県出身であるにもかかわらず、地元であまり顕彰されていない。インプレッションやPV数を稼ぐために炎上もいとわない昨今、外骨が現代社会をそのユーモアで切り取ったらどのように描くのかとふと考えることがある。このトークイベントが外骨を見つめ直し、メディアや情報発信を考える一助になれば」と来場を呼びかける。
開催時間は14時~16時(開場は13時30分)。入場料は、一般=2,000円、学生=1,500円。予約はメールと電話、同店店頭で受け付ける。