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サンポートホール高松でオペラ「扇の的」 一ノ谷の戦い描く

舞台稽古の様子。笛の名手・平敦盛の笛に合わせて妻・葵が舞うシーン

舞台稽古の様子。笛の名手・平敦盛の笛に合わせて妻・葵が舞うシーン

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 オペラ「扇の的~青葉の笛編~一の谷の合戦、屋島へ」が10月26日・27日の2日間、サンポートホール高松(高松市サンポート)で上演される。

別れを惜しむ敦盛と葵の悲恋を音楽に乗せて描く

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 2014(平成26)年、同ホールの10周年を記念して制作された「扇の的」の続編で、前日譚(たん)に当たる。物語は前作の屋島の戦いで扇の的を掲げた女性・葵と、その夫で笛の名手の平敦盛との夫婦愛の物語をメインに、平清盛の死から始まり「一ノ谷の戦い」で敦盛が非業の死を遂げ、平家が屋島へ敗走するまでが描かれる。出演者、作曲、台本も皆香川県出身もしくは香川県にゆかりのあるメンバーで固めた。

 芸術監督を務める若井健司さんは「作品の根底にある『平家物語』は滅びゆく平家の姿をメインに描いているが、今作でも死を覚悟する平家と勝ち抜く源氏の対照的な姿や人々の生き抜こうとする姿を描いている。合戦のシーンでは殺陣もあり、一ノ谷の合戦の『鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし』のシーンは映像も組み合わせたスペクタクルなシーンになっている」と話す。「本作は『大衆向けオペラ』として制作した。見る人がエネルギーをもらえるような作品にしたい」とも。

 開演時間は、26日=18時(開場は17時)、27日=14時(同13時)。料金は、一般=4,000円(前売り3,500円)、高校生以下=2,500円(同2,000円)。未就学児の入場不可。

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