
香川出身の写真家・AIアーティストの川崎龍太さんによる作品展「Cinque Sensi(シンクセンス)」が現在、インテリアショールーム「トーヨーキッチンスタイル高松」(高松市木太町、TEL 087-833-4081)で開かれている。
会場では家具やキッチンと共に10点以上の作品が並ぶ。作品は販売も行い、会期中に作品数も増やしていくという。
写真とAIアートを組み合わせた作品を制作する川崎さん。花や恐竜、女性をモチーフにしたカラフルな作品を制作してきた。今回はモノクロの作品も制作し、筆で影を付けたり、しっくい状に固まる絵の具を使ったりするなど、プリントした作品に初めて手を加えた。「モノクロの作品は背景に木漏れ日の写真を使うなど、一見モノクロの中にも淡い色彩を感じられるようになっている」と川崎さん。
「今回着目したのは視線の動き。作品を壁に掛けるだけでなく、テーブルに置いたり、少し高めの見上げるような角度に配置したり、作品を鑑賞するときに視線が上下に動くようにした。広大なものは通常見上げることが多く、視線を上げる時に人間の口角は上がる傾向にあるので、特に見せたいものは高めに配置している。この場所は家具やカーペットなども一緒に並ぶがカーペットの模様に趣向が凝らされた物もあるので、視線を動かしているうちにそれまで気付かなかった発見もしてもらいたい」と話す。
同ギャラリーを管理するトーヨーキッチンスタイル高松営業所所長の山本大輔さんは「インテリアショールームは家具やキッチンなどを置くのでこれから家を建てたりリフォームしたりする人など客層が限られる。より幅広い方々に来てもらうきっかけにするとともに、来た人が新たな生活にわくわくするような『夢を売る場所』にできればと香川県内のアーティストとのコラボをしている。住空間の中に作品を展示するので、実際に家で飾る時のイメージもしやすいのがインテリアショールームでの展示の強み」と話す。
営業時間は10時~18時。水曜・木曜定休。入場無料。2月24日まで。