
香川県で事業を展開する企業によるビジネスピッチが7月18日、高松のコワーキングスペース「co-ba takamatsu」(高松市鍛冶屋町)で開かれた。主催は香川県保証協会と日本政策金融公庫高松支店・四国創業センター。
坂出市で不動産業を営む「レッツ」代表の津坂拓哉さんが「いい人だけで社長やっています~経営の武器は人徳しかなかった件~」をテーマに基調ピッチを行った。「起業家の輪を広げる」をテーマにしたビジネスピッチには、香川大学生で大学の推薦入試専門の塾を運営する「SomaRe」代表社員の森分遥斗さん、地元情報を発信する「PRニュース」社長の上原裕也さん、街を舞台にしたスポーツイベントを運営する「トレーニングレースジャパン」社長の浅野徳一さん、香川県を拠点としたウイスキー作りを行う「Orivers」社長の小川拓人さん、愛媛を中心にごみの資源としての研究・活用を進める「wead」代表の井川桃花さんが登壇。自社の商品やサービスを紹介し、今後の展望を語った。
審査委員長を務めた「かける小町」(大阪市)代表の小西真由さんは「登壇した起業家らの、香川県を舞台に未来を切り開こうとする強い意志と情熱に感銘を受けた。スタートアップにとって大切なことは『何をやるか』だけでなく『誰と』『どんな熱量で』取り組むか。今回のピッチからは、起業家一人一人が抱く使命感や社会を変える覚悟が強く伝わった。支え合う仲間やメンターをつくるとともに地域のサポートネットワークを活用して、直面する課題に向き合い、事業を拡大してもらいたい」と総括した。