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高松で新規事業の展開考えるプログラム 香川の企業や事業者7組が参加

参加者たちによる集合写真

参加者たちによる集合写真

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 香川県内で事業を行う企業や個人、香川県内での創業予定者を対象にした支援事業「イノベーションスキルパスポート」の最終プレゼンテーションが9月29日、高松の情報通信交流館「e-とぴあ・かがわ」(高松市サンポート)BBスクエアで行われた。

「くみくみボールライト」を手にする「グッドワーク」の平井陽介社長

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 計画中の事業プランについて、事業の具体化や営業戦略のブラッシュアップを目的とした初開催となる今回の取り組み。7人の採択者が参加し、7月から2カ月間、隣接するコワーキングスペース「Setouchi-i-Base(セトウチアイベース)」のコーディネーターの伴走支援の下、ビジネスモデルの差別化やターゲット層の策定などを行い、最終プレゼンに臨んだ。

 それぞれのプレゼン内容は6人の審査員により「実現可能性」「具体性」「顧客訴求力」などの点から採点された。審査の末、グランプリに「グッドワーク」(三木町)による「くみくみボールライト」が選出された。

 利用者が送った写真を五角形にプリントし、紙製のサッカーボールにはめ込む「くみくみボールライト」。同社社長の平井陽介さんが、少年時代にサッカーボールの模型をプレゼントされた経験や、野球をしている息子に野球ボールと写真をプレゼントしたことから考案したという。グランプリ受賞について「自分が受賞できるとは思ってもみなかった。何年後かに選んで良かったと思ってもらえるように事業の実現に努めていきたい」と笑顔を見せる。

 審査員長を務めた香川県政策部デジタル戦略総室の蓮池英人さんは「ビジネスプランが確立できていたことや、平井さんが親として子どもを見守ってきた中で事業を考案したというしっかりとした軸があったのでグランプリに選出したが、7組とも甲乙つけがたい素晴らしいものだった」と振り返る。

 同企画について「ビジネスアイデアを持っている人はいてもどうやって世の中に出せばいいか分からない人は多いので、審査の基準に顧客訴求力を入れた。今回挑戦した採択者たちにはこのプレゼンを出発点として今後も事業プランをブラッシュアップして継続性のあるビジネスに育ててもらいたい。今後も継続し、香川県内の事業を活性化したい。見る方にも新たなビジネスの着眼点にしてもらえれば」とも。

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