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小西マサテルさんが地元・高松でトークイベント 「名探偵」完結作を語る

「名探偵にさよならを」著者の小西マサテルさん

「名探偵にさよならを」著者の小西マサテルさん

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 高松出身の小説家で放送作家の小西マサテルさんが10月4日、著書「名探偵にさよならを」の発売を記念したトークショーを「ギャラリー・ミヤワキ」(高松市丸亀町)で開いた。

近藤真彦さんの歌に合わせて踊りながら現れた小西さん

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 同作は、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した「名探偵のままでいて」から始まる3部作シリーズの完結編。小学校教師のヒロイン・楓と、レビー小体型認知症を患いながらも事件を解決に導く祖父との交流を描く。

 小西さんは還暦を迎え、赤い革ジャン姿で登場。自身がファンだという近藤真彦さんの曲に合わせて現れ、軽妙なトークで会場を沸かせた。イベントには高松での旧友のほか、広島や福岡など遠方からもファンが訪れ、約55人が参加した。

 トークセッションでは、作品紹介に加え、母校・高松第一高校(桜町2)の落語研究会の先輩であり、ラジオ番組も担当したウッチャンナンチャンの南原清隆さんや、担当番組「オールナイトニッポン」に出演するナインティナインの岡村隆史さん、俳優の渡辺正行さんらから寄せられたビデオメッセージも上映された。

 トーク終了後にはサイン会も開かれ、小西さんは一人一人に丁寧に応じた。愛媛県から訪れたファンの鈴木亜希子さんは「ミステリー初心者でも読みやすく、読後感が温かい作品。1作目からイベントに参加しており、今回も直接お話しできてうれしい」と笑顔を見せた。

 小西さんは「自民党総裁選という歴史的な日にもかかわらず、香川県内外から多くの方が来てくれてうれしい」と感謝を述べ、「これまで書斎で推理する『安楽椅子探偵』だった祖父が、今作では豪華客船で密室事件に挑む。3作目からでも楽しめる内容になっているので、多くの方に手に取ってもらえれば」と呼びかけた。

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