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高松・菊池寛通り交差点で「歩車分離式」社会実験 スクランブル化見据え

歩車分離式信号変更の社会実験を行う「菊池寛通り(中央公園南)交差点」

歩車分離式信号変更の社会実験を行う「菊池寛通り(中央公園南)交差点」

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 高松市中心部の中央通りと菊池寛通りが交差する「菊池寛通り(中央公園南)交差点」で1月28日、信号機を「歩車分離式」に変更する社会実験が始まった。

切り替えに向け、信号の点灯などが確認された

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 中心市街地の回遊性向上を目的に香川県や香川県警察などが実施するもので、期間は約1年間を予定している。実験では、全ての方向の車両を同時に停止させている間に、全方向の歩行者を同時に横断させる「歩行者専用現示方式」を導入。従来の信号周期とは異なり、歩行者と車両の通行を完全に分けることで、右左折車による事故防止や歩行者の安全性向上を図る。横断歩道や自転車横断帯の配置は変更せず、斜め方向への横断はできない。

 同交差点は市役所や県庁、中央公園、国税局が隣接し、通勤・通学客も多い交通の要所。10時33分ごろに運用が切り替わり、警察官や県職員らが立ち会って通行人に注意を呼びかけた。今後10日間をめどに、交通量が増える朝・夕の1時間ほど、警察による交通誘導を行うという。

 初日、交差点を自転車で通りがかった高松市在住の女性は「この交差点はよく通るが、自分一人が横断歩道を渡るのに、右左折しようとする車を待たせるのが申し訳なく感じていた。分離式になることで道路を横断する時に気を使うことがなくなるのでいいと思う」と話していた。

 現場に立ち会った香川県警察の真鍋明弘さんは「事故は多くはないものの、右左折車と横断者の交錯が多く、危険性が課題として叫ばれていた。街中の回遊性も高めることを目的に今回の実証実験を行うこととなった」と話す。「スクランブル交差点化に向け、1年をかけて段階的な変更を伴う実証実験を行う。今回はその第1弾。今後、自転車横断帯を撤去するなどの変更も計画している。アンケートを行うなどして、歩行者の安全性と自動車交通への影響を詳細に調査し、変更を進めていく予定」とも。

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