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サンポート高松に防災コンテナ&道の駅集結 3日間の実証イベントにぎわう

防災用可動式多目的コンテナ前で写真を撮る関係者ら

防災用可動式多目的コンテナ前で写真を撮る関係者ら

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 防災用の可動式コンテナの活用を広く知ってもらうことを目的とした実証実験が、11月1日~3日、サンポート高松(高松市サンポート)で行われた。

和歌山県から借りたコンテナでカレーを調理、来場者に振る舞った

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 国土交通省四国地方整備局が主催する「高付加価値(可動式)コンテナ活用『にぎわい創出』四国モデル実証実験」の一環で、南海トラフ巨大地震などの大規模災害を見据え、平常時からコンテナを活用して観光や地域のにぎわいを生み出し、非常時には防災拠点として機能させる「四国モデル」の有効性を検証することが狙い。オープニングセレモニーには、国土交通省四国地方整備局道路部の福本仁志道路部長、日本総合研究所の松岡斉研究主幹、小泉誠高松市副市長らが出席した。

 会場には、災害時に活用可能な可動式コンテナのほか多目的コンテナ、和歌山県から貸与されたキッチンコンテナも設置。これらは平時にはイベントなどに活用でき、災害発生時には炊き出し・トイレ・休憩所などに転用可能な設備という。同局道路部の和田耕治課長は「多目的コンテナは、災害時のみならず平時にも有効に活用できる点が特徴。日常的に使うことで、いざという時の備えにもつながる。今後も社会実装に向けた取り組みを継続したい」と話す。「能登半島地震では九州の道の駅が支援部隊として出動した例もある。道の駅は非常時の災害対策拠点となり得る場所であり、四国内でも多目的コンテナの導入を進め、防災力を高めていきたい」とも。

 1日には、ガーデンプロムナードで四国各地の道の駅による物産展も行った。香川・高知の「防災道の駅」を含む6つの道の駅(しおのえ、滝宮、香南楽湯、南国風良里、あぐり窪川、かわうその里すさき)が出店。地元食材を使った料理やクラフトビール、特産品などの商品が並び、大勢の来場者が買い物や食事を楽しんだ。

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