高松の社労士事務所「e-team」(高松市東山崎町)がオフィスのペーパーレス、整理整頓「整理・整頓・清掃」の3S推進見学会を始めた。
人員が増え物や紙であふれる状況を何とかしたいと、同事務所がオフィスの美化に取り組み始めたのは2011(平成23)年。「初めは誰にも相手にされなかった」と所長の仲井京子さんは振り返る。事態が変わったのは2019年、大阪の「3Sサミット」で最優秀賞を受賞した頃。仲井さんは「ペーパーレスについて社会的にも注目が高まってきた頃だったこともあり、県内の工場を中心に『事務所の整理、ペーパーレス化を進めるためにどうすれば良いか』と相談を受けることが増えてきた。より多くの方にアイデアや取り組みを伝えられればと思い、見学会を始めた」と話す。
北欧をモチーフにしたオフィスは壁紙や天井もDIYで装飾。オフィス内の余計な物品を無くす一環として専用のデスクや袖机を撤廃し、中央に共有のデスクを自分たちで製作した。木製の脚立を使った荷物置き場やすのこを生かした雑巾掛けを作るなどの工夫も凝らす。
見学会について、「当事務所もこれまで『TTTP=徹底的にパクる』をモットーに、さまざまなところのアイデアを参考にして今のオフィス整理を進めてきた。この見学会がオフィスの美化、環境改善に少しでも役立てれば」と参加を呼びかける。
新型コロナ感染症対策のため、現在はZoomを使いオンラインのみで開催。参加費は11,000円。要事前予約。