今年6月に閉店した「しるの店おふくろ」(高松市瓦町1)が9月2日、同所で「惣菜居酒屋まほろば」として再オープンした。
「しるの店おふくろ」は長年みそ汁を作っていた店員が体調を崩し引退を余儀なくされたことから、56年の歴史にいったん幕を下ろした。
メニューには、みそ汁や刺し身や焼き魚をはじめとする総菜を用意。再オープンに伴い、みそ汁の種類を2種類に減らす代わりに総菜メニューを追加する。素材には旬の魚や野菜を使い、季節に合わせてメニューの内容も変えていくという。
店主の頼富昭二さんは「調理担当が自分一人になり、前のように汁を選ぶなどの対応が難しくなるので、2種類に絞った。再オープンに当たって総菜メインで居酒屋としてかじを切り、店名も改めた」と話す。
再出発について、「コロナ禍の状況を見たり、床の張り替えなどの準備をしたりして再開に3カ月かかってしまった。休業中は再開を望む声が多く寄せられて、再開後も前の店から来てくださっているお客さんが多く足を運んでくれてありがたい。気持ちを新たに、やれるところまでやりたい」と意気込む。
営業時間は17時~22時。水曜・日曜・祝日定休。
※9月27日9時 内容の一部を修正いたしました。