10月15日・16日、栃木県宇都宮市で開かれたeスポーツ選手権大会「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」の「Shadowverse(シャドウバース)学生の部」で香川大学に通うあおどり選手が優勝を果たした。
シャドウバースは、「Cygames(サイゲームス)」(東京都渋谷区)により2016(平成28)年から配信されているスマートフォン・タブレット・PC向け対戦型オンライントレーディングカードゲーム。「全国都道府県対抗eスポーツ選手権『シャドウバース』学生の部」は中学生から大学生までが対象。今年8月に全国の各都道府県で行われた都道府県予選とブロック予選を経て、ブロック予選を勝ち抜いた7人と開催地である栃木県代表1人を合わせた8人により決勝トーナメントが行われた。
トーナメントは3試合先取制。決勝戦は滋賀県代表の選手と対戦、第1・2バトルを先取されたが、そこから盛り返して3バトルを連続で取り、優勝を決めた。
香川県出身で、現在農学部に通うあおどり選手。高校・大学にはeゲームのサークルや部活はなく、同ゲームのアマチュアチームや一緒にゲームをプレーする友人と練習してきた。
試合を振り返り、「せっかくもらった機会なので勝っても負けても楽しもうと思って大会に臨んだ。決勝戦は先に2本取られて苦しい場面もあったが、自分のデッキを信じて強気で戦えたのが良かった。一緒に練習してきた仲間や友人に『ありがとう、これからもよろしく』と伝えたい」と笑顔を見せる。
今後について、「大学院進学が決まっている。プロeスポーツ選手になることは考えておらず、ゲームはあくまで生活とは別の楽しみとして、この先就職してから仕事に疲れたときに、帰って家でゲームを楽しむ生活をしたい。ひとまず来年2月に開催される『Shadowverse Invitational 2023』で優勝するのが今の夢。全力で楽しみたい」と意気込む。