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アフリカの子どもたちが「写ルンです」で撮影 高松・常盤町で作品展「共鳴」

「共鳴」神戸展での香川智彦さん(左から2番目)とコシノヒロコさん(中央)

「共鳴」神戸展での香川智彦さん(左から2番目)とコシノヒロコさん(中央)

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 「写ルン族 Exhibition Tour“共鳴”高松展」が9月19日、常磐町商店街のインキュベーション・コワーキング「BRIC ~Hammer Academy~」(高松市常磐町1)で始まった。主催はBrave EGGs。

子どもたちが撮影した写真を元に制作したアート作品を展示

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 “共鳴”は、アフリカ・ルワンダの子どもたちがレンズ付きフィルムカメラの「写ルンです」で撮影した計2700枚の写真を買い取り、国内外のアーティストたちがそれぞれの感性でアート作品に昇華させた作品展。

 コシノヒロコさん、鈴木掌(すずきつかさ)さんなどの著名アーティストが手掛けた作品も展示する。

 Brave EGGsは、本年2 月よりアフリカ・ルワンダのスラムの子どもたちの自立支援プロジェクト「写ルン族(しゃるんぞく)」をスタート。

 貧困層の子どもたちをプロ写真家として育成し、彼らの金銭的・精神的な自立を実現していくため、写真やアートの技術に加え、マーケティングや会計などのビジネススキルを学ぶ「学校」づくりにチャレンジしている。

 期間中、8月の現地での活動報告のほか、撮り下ろし写真や新作アートの展示販売、ライブペインティングやルワンダとつなぐオンラインイベントなども行われる。

 同展の販売利益の50%はアーティストに還元し、残りの50%は将来の写真家育成学校設立の運営費に充てる。

 同社長で高松市出身の香川智彦さんは「この夏、コロナ禍でルワンダの生活はさらに困窮し、ストリートチルドレンも増えている。しかしカメラの配布を始めると職を求める子どもたちが長蛇の列をなし、100台の『写ルンです』の配布・回収がたった3日間で完了、一時的ながら我々の活動が貴重な収入源となっていることを痛感した。この作品展は、ルワンダの子どもたちと日本人アーティストの魂が響き合う唯一無二のアート展。ぜひ作品に合いに来てほしい」と呼び掛ける。

 期間中の開場時間は11 時~18 時30分、入場は無料。今月26日まで。

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