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高松・屋島競技場陸上教室「YKSS」、団体初の全国大会入賞

(左から)佐野雅樹選手、岡内凌大選手、安宅伽織選手 佐野選手と岡内選手は中学2年・14歳で同い年

(左から)佐野雅樹選手、岡内凌大選手、安宅伽織選手 佐野選手と岡内選手は中学2年・14歳で同い年

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 「YKSS(屋島競技場陸上教室)」所属の選手3人が2月4日・5日、大阪で行われた「第106回日本陸上競技選手権大会室内競技・2023日本室内陸上競技大阪大会」に出場し、上位入賞を果たした。同団体の全国大会上位入賞は今回が初。

表彰台に立つ岡内選手

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 2017(平成29)年に発足し、屋島レクザムフィールド(高松市屋島町)を拠点に練習を行う同団体。今回日本室内陸上競技大会男子U16・60メートルハードル部門で岡内凌大選手が8秒29で決勝2位、佐野雅樹選手が8秒70でB決勝6位、日本陸上競技選手権大会女子棒高跳び部門で同団体のコーチとしても活動する安宅伽織(あたぎ・かおり)選手が3メートル90で6位の成績を収めた。

 岡内選手と佐野選手にとっては初となる室内競技大会。「雰囲気も練習内容も通常の屋外のものとはまるで異なった」という。「大会では、板を敷いた上にレーンを設置するので、通常のタータンに比べると反発がかなり大きく、同じ動きでもかなり体力を消耗した。練習ではトラックを再現したレーンを用意して練習した。屋外に比べて、寒さなど気候の影響を受けにくい分、天井があって圧迫感があった」と振り返る。全国大会で緊張もしたが、競技前夜、チームで会場近くのサイゼリヤに行ったことで緊張がほぐれ、団結を深めるのにもつながったという。

 今回が初の全国大会出場となる佐野選手は「今回この部門に出場した26人の選手の中で自分の持ちタイムが一番下だったが、B決勝に出場できた。思っても見ないことだったので、うれしかった」と笑顔を見せる。

 岡内選手は「これまで上回生が多く、なかなかこの大会に出ることができなかった。今回は同学年の選手が多かったが、その中で上位の成績を収められて良かった」とほほ笑む。

 コーチとして日頃2人の指導も行う安宅選手は「通常の大会では自分の競技のみに向き合うが、日頃から指導している選手が同じ大会でレースに臨む姿を見られて感慨深かった。次は指導している選手たちと日本選手権の同じ舞台に立ちたい。そのために自分の競技はもちろん、指導にも力を入れていきたい」と意気込む。

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