高松・鍛冶屋町に本店を構える「ぶつぎりたんちゃん」の新店となる新田町店（高松市新田町甲）が1月29日、オープンした。

看板メニューの一つ「牛たんハンバーグ」

　本店は居酒屋としての側面が強いが、新店は「牛タン専門店としての店作りにこだわった」と店長の熊谷優心さんは話す。「店内は蔵をイメージし、壁もしっくいを塗っている。ゆったりと過ごし、料理を味わっていただけるように個室や席ごとに仕切りを設け、カウンター席の前にも庭園をイメージした空間を設けた」と話す。

　料理は牛たんハンバーグ（868円）や「たんとろユッケ」（1,749円）、牛たんシチュー（1,628円）のほか、牛タンのパテとチーズを牛タンで包む「結びたん」（1,078円）などの新メニューも提供。ランチメニューでは、牛タンバーグやチキン南蛮、焼肉の盛り合わせセットを用意する。

　店では火で加熱せず、素材を5日間漬け込んで作る「生ダレ」を使う。「加熱しないことで味や香りが飛ばず、素材そのものの風味を出すことができる」という。牛タンには国産牛のほか、選別した輸入牛も使う。輸送方法をチルドに限定することで、「輸送中に肉が熟成される効果もある」という。

　熊谷さんは「これまでの店は調理して提供するのが主だったが、当店では焼きたてを食べてほしいということで焼き肉メニューも用意した。居酒屋でも焼き肉店でもない『牛タン専門店』として、タレや肉にこだわって牛タンのおいしさを伝えたい。落ち着いた雰囲気の中で牛タンをゆっくり味わってもらえれば」と来店を呼びかける。

　営業時間は、ランチ＝11時～15時、ディナー＝17時～23時。水曜・第3火曜定休。