一般社団法人「arc(アルク)」(さぬき市)が2月7日、クイズアプリ「arc Quiz(アルククイズ)」の配信を始めた。
登録者がクイズを投稿したり、解いたりできる同アプリ。解いたクイズで気に入ったものには「いいね」を付けたり、回答に対して別解があると感じたものには「諸説あり」で投稿したりできる。作成したクイズにはハッシュタグを付けることができ、キーワードに関連するクイズを探すこともできる。いいねが多く付いたクイズをまとめた「人気のクイズ」や正答率に応じた「やさしいクイズ/むずかしいクイズ」などの区分も用意。ゆくゆくはGPSと連動して現地に行って解くクイズを作ったり、同法人のアンバサダーを務める専門家たちが、SNSで良いと思ったクイズを紹介したりするなどの展開も考えているという。
同法人は昨年9月に発足後、地域における観光コンテンツの制作を目的に大学関係者や他の社団法人と協力して活動。小学生向けにフィールドワークとクイズ作成を組み合わせた体験学習なども行ってきた。学習にクイズを利用する理由について、同法人代表の藤田然吏(しかり)さんは「当法人のモットーは『かたいものをやわらかく』。そのままだと難しく感じる学問も、クイズというフィルターを通すことで親しみやすくなる。クイズの投稿が続くと、おのずとデータが集まり、続けていくことで知識のデータベースができ上がる。正解は1つだけとは限らない。知識の集積の加速、クイズをさらに盛り上げげられればと『諸説あり』ボタンも付けた。このアプリが『知恵が結集したプラットフォーム』になれれば」と期待を込める。
アプリはApp Store、Google Playからインストール可能。無料。