香川県を中心に子育て世代のキャンプ初心者・未経験者を対象としたキャンプ・アウトドアイベントの企画・運営などを行う任意団体「SANUKI OUTDOOR FACTORY」が3月19日、五色台ビジターセンター(坂出市)で防災のワークショップと自然体験のイベントを行う。
イベントでは、午前は「子どもがいる家庭の防災」をテーマにライフラインの停止を想定して水をあまり使わない防災食作りや簡易トイレ作りなどの防災ワークショップを行う。午後は自然体験として、春の五色台の森を歩く。
同団体代表理事の武市和宏さんは「今年1月に政府の地震調査委員会により公表された最新の評価で、九州東部から駿河湾にかけての南海トラフを震源地とする巨大地震の20年以内の発生確率が『50~60%程度』から『60%程度』に引き上げられた。前回の昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年がたっており、巨大地震はいつ起きてもおかしくない。ネットなどでも防災の知識を得ることはできるが、直面すると想定外のことが起きるのが災害。阪神淡路大震災の時はライフラインの寸断によってトイレが使えなくなったことによる『トイレパニック』が起きた。普段とは違う食事を子どもたちが食べてくれるかという不安もある。春の五色台の自然を五感で楽しみながら災害時の予行演習ができるので、子どもがいる家庭にぜひ参加してほしい」と参加を呼びかける。
10時開始。参加費は、大人=1,500円、子ども=1,000円(3歳未満無料)。インスタグラムのDMで参加を受け付ける。