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高松の「もなか」製造卸が直売所 県産素材使ったもなか皮や特製あん販売

店主の高尾淳平さん

店主の高尾淳平さん

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 「高尾最中(もなか)種商店(「高」ははしごだか)」(高松市三条町)に3月21日、直売所がオープンした。

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 1957(昭和32)年から、もなかの皮とふやき煎餅の製造卸をしている同店。直売所では、一般客に向けてもなかの皮や最中用の特製あんなどを販売する。もなかの皮には県産のもち米を使うとともに、もなか用あんには和三盆糖や三豊市の高瀬茶など香川県の素材を使う。

 今回のオープンについて、店主の高尾淳平さんは「卸売りはどうしても卸先のことを一番に考えて製造することになる。お客さまの声を聞き、商品開発に生かす場を作りたいという思いから今回、直売所を始めた」と話す。

 もなかは「できたてのパリパリとした食感を味わってもらえる」よう、あんと別にした。もなか皮とあんのセットも販売する。季節ごとのメニューも販売していくとともに、県内のジェラート店とコラボしたテイクアウト用のもなかアイスも現在、開発中だという。

 商品については、「春休みの時期、親子でもなかセットを買って一緒に作って食べたという声もあった。地元ならではのものを味わってほしいという思いから香川県産品を使っている。もなかの良さを知ってもらうとともに、他の和菓子も盛り上げられれば」と意気込みを見せる。

 4月の営業は火曜・木曜・土曜の11時~15時。

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