5月1日にオープンを控えた高松の音楽スペース「SALA AURORA(サーラ・アウローラ)」(高松市三谷町)で4月1日・2日、完成披露会が行われた。経営は「AURORA MUSIC COMPANY」。
「声楽を中心に、音楽をより広く社会に親しんでもらう」ことを目的に音楽活動、アーティストのサポートを行ってきた同社。今回「音楽が集う場所を作る」ことを目的に、コンサート、音楽教室、レンタルスペースとして使える場所として同施設を開いた。昨年11月に工事を始め、3月に完成。サロンの延べ床面積は155平方メートルで、50人を収容する。
2回にわたり計4回行われた披露会ではミニコンサートを開き、歌とともにピアノ、フルート、バイオリンなどの楽器演奏も披露した。
イベントを終え、代表の岸上美保さんは「交通量の多い道路に面した場所なので、防音性と共に中の音をいかに響かせるか、設計に注意を払った。音の響きは人が入ると変わる。実際に観客が入ってのコンサートは今回初めてだったが、ホール内にしっかりと楽器の音や歌声が響いて安心した。コロナ禍の中でもたくさんの出会いがあって、この場所を作ることができた。音楽が目の前で楽しめる場所、身近に感じられる場所にしたい」と笑顔を見せる。
同社の七條功さんは「20年ほど前に『トニーとサリーの小さな小さなオペラハウス』という書籍に出会い、自分たちも小さなオペラカンパニーをしたいと思っていた。その夢が今回実現した。これからの音楽の形を模索しつつ、音楽を発信する場にしたい」と意気込みを見せる。
音楽サロンのレンタル料金は1時間2,200円を予定。