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同年開館・開通の高松市美術館と瀬戸大橋 35周年で「共存」テーマに講演

高松市美術館ロビー

高松市美術館ロビー

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 「せとうちアートセミナー 橋と美術館-その変遷と多彩な美との共存について」が4月16日、高松市美術館(高松市紺屋町)の講堂で行われる。主催はせとうち美術館ネットワーク。

青空の下の瀬戸大橋

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 せとうち美術館ネットワークは、JB本四高速(兵庫県神戸市)による瀬戸内地域の美術館や博物館などの文化芸術施設を相互に結ぶネットワークで、交流促進と活性化を図る。

 今回のセミナーは瀬戸大橋の開通と、同館が栗林公園(栗林町1)から現在の位置に移転し開館したのが同じ1988(昭和63)年で、今年で35周年を迎えることから企画したもの。同館学芸員の毛利直子さんが講師として登壇し、それぞれの関わりについて経験も踏まえ講演する。

 セミナーについて、毛利さんは「大阪に行くのに、それまで連絡船と電車を乗り継いでいたのが、瀬戸大橋ができて時間も手間も軽減され、『本州と四国が結ばれた』と感じた。開通時から瀬戸大橋は定期的にメンテナンスされ、アップデートされていると思うが、それは当館も同じ。開館からバブルやコロナ禍などの影響を受けつつ運営してきた。外側は変わらなくても世相の影響などを受け、中では人体のようにさまざまなことが起きているとともに、2016(平成28)年のリニューアルをきっかけに子どもたちに向けた展示や企画も開いてきた。時代とともにアップデートを続ける両者の関係性などを伝えられれば」と話す。

 開催時間は13時~14時(12時30分開場)。参加無料。4月12日まで事前申し込みを受け付けるほか、当日受け付けも行う。定員100人。

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