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高松・丸亀町商店街に来春「讃岐おもちゃ美術館」 CFで支援募る

1万円以上の支援者へのリターン「おむすびつみき」

1万円以上の支援者へのリターン「おむすびつみき」

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 認定NPO法人「わははネット」(高松市大工町1)が2022年4月、高松の丸亀町商店街に「讃岐おもちゃ美術館」(高松市丸亀町)をオープンする。現在クラウドファンディングで支援を募っており、第1目標の500万円を突破してネクストゴールの1,000万円に向けて挑戦している。

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 同館は東京四谷にある「東京おもちゃ美術館」の姉妹館として建設が予定されており、見るだけでなく、実際におもちゃに触って遊べる体験型ミュージアムとして準備が進められている。

 運営する同NPO理事長の中橋恵美子さんは、美術館の特徴について、「他のおもちゃ美術館は郊外にあることが多いが、香川は街なかの人通りが多い場所にできる特性を生かし、親子だけでない他の世代とも交流する場をつくりたい。香川はものづくり、伝統工芸が盛んなので、古くからのアートを子どもたちに伝えたい」と話す。

 オープン前のイベントとして木の積み木などで遊ぶ「木育キャラバン」を開いたところ、参加者からは「子どもがこんなに夢中で遊ぶなんて驚いた。常設でこのような施設ができるのはうれしい」と期待の声が寄せられたという。

 1万円以上の支援者は同館の「一口館長」となる。一口館長には、讃岐らしいおむすび型の山の形をして「おむすびつみき」が届き、館内に支援者の名入りのロゴマーク型の積み木を飾る。その他3,000円~100万円のリターンも用意。集まった寄付金は、オリジナル木工玩具の製作、香川県産の木材を活用した木質空間の施工、特注の家具・調度品の製作などに使う予定。

 中橋さんは「最初は身近な方が寄付から始まったが、最近では友達の友達、香川出身だから応援したい、などという方が増えてきた。寄付で終わりではなく、一人でも多くの方と一緒に美術館を作っていきたい」と協力を呼び掛ける。

 クラウドファンディングは10月17日まで。

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