ウィルチェアー（車いす）ラグビーのリオデジャネイロパラリンピック日本代表として出場した官野一彦さんが7月8日、高松のコワーキングスペース「フリーラウンジハーモニー」（高松市朝日新町）で講演を行う。

会場の「フリーラウンジハーモニー」　「自然」をテーマに、木をモチーフにしたオブジェやアウトドア用品が並ぶ

　官野さんはウィルチェアーラグビー日本代表メンバーとして、2012（平成24）年ロンドン、2016（平成28）年リオデジャネイロと2大会連続でパラリンピックへ出場。リオ五輪では日本ウィルチェアーラグビー史上初の銅メダルを獲得した。2020年にラグビーからの引退を宣言し、現在はパラサイクリング競技でパリ大会出場を目指して活動するとともに、障がい者専用トレーニングジムの運営やバリアフリー住宅のコンサルティングなどの社会貢献事業も行う。講演では「自分を信じる」をテーマに、障がいについて考えることや夢をかなえるための考え方、強いチームを作るための取り組みや心構えなどについて語る。

　講演を企画した「鷺（さぎ）岡漢方堂薬局」（丸亀市）の鷺岡志保さんは「SNSで官野さんの話を聞くことがあり、半身不随でありながら、それに負けないポジティブさ、自らアメリカやヨーロッパに遠征するアクティブさに感動し、応援するためにこの講演を企画した。夢や目標を持つ人、会社などでチーム作りをする人など、幅広い年齢や立場の人にとって実りのある講演になる。足を運んでもらえれば」と参加を呼びかける。

　開催時間は18時～20時（17時30分受け付け開始）。参加費は、一般＝2,000円、高校生以下500円。定員60人。講演会終了後、懇親会も予定。参加費3,500円。定員30人。いずれもホームページでチケットの購入が必要。