土産販売や無料案内、飲食店の出店などを行う「たま藻カフェ」の試験営業が7月1日、玉藻公園(高松市玉藻町)北西部の水門付近で始まった。
これまでもボランティアガイドが無料で園内を案内してきた同園。今回の「たま藻カフェ」は無料休憩所として利用できるほか、同園オリジナルグッズの販売、飲食店の出店も行うスペースとして試験的に営業を行うもの。
管理事務所長の岡一洋さんは「当園の正門は東門で、そちらから入った場合は桜御門や披雲閣への動線もスムーズ。西門は駅側にあるので入場者数が多い一方、次にどこに行けば良いかがやや分かりにくく、迷う人もいた。4年前に構想を始めたが、コロナ禍で中断していた。今回ようやく試験営業を始めることができた」と話す。
初日は雨のため、飲食店の出店は中止したが、グッズやパンフレットを見ようと観光客が足を止める場面も見られた。
「『園内で食べるところが欲しい』という声もあったので、飲食店が出店し、休憩もできるスペースを設けた。ゆっくり園内を回り、当園の魅力を、さらに知る一助になれば」と期待を込める。
営業は土曜・日曜・祝日の10時~16時。天候によって飲食店の営業を中止する場合がある。9月3日まで。