職人とクリエーターによるコラボイベント「SANUKI ReMIX(サヌキリミックス)3」のチケット販売が9月5日、始まった。
「SANUKI ReMIX 感詰 PARK」について説明する鈴木正人さん
讃岐リミックス実行委員会(JTB、人生は上々だ、高松市)主催で香川県の伝統工芸士や地場産業を支える職人(アーティザン)、各界で活躍するアーティストやクリエーターがコラボレーションし、「これまでになかった作品を生み出す」ことに取り組む「SANUKI ReMIX(サヌキ リミックス)」プロジェクト。今年は規模を拡大し、「グローバる」をテーマに11月3日~11月12日の10日間開催する。メイン会場は玉藻公園(高松市玉藻町)の「披雲閣」から屋外の「桜の馬場」に移し、「缶詰」をモチーフにした円形ブース「SANUKI ReMIX 感詰 PARK(かんづめパーク)」を設置する。
同プロジェクト・プロデューサーの村上モリローさんは「言葉が通じなくても感性は伝わると考えている。『職人の感性の缶詰=感詰』を作り、国籍や年齢など問わず来る人皆が楽しめるイベントをつくりたい。コンセプトは『パッカーーーーン!ひらけ、感性!』。若い人には伝統工芸はハードルが高いと思われがちだが、当イベントを通し『伝統工芸は思ったより身近で楽しいけどすごい』と思ってもらいたい」と話す。
期間中、「アーティザン」サイドからは、「川口屋漆器店」(さぬき市)、手袋メーカー「ダイコープロダクト」(東かがわ市)、「純手打うどんよしや」(丸亀市)、「高尾最中(もなか)種商店」(三条町)、石工アーティスト集団「たぶん、加工。」(庵治町)が参加。
「クリエーター」サイドからは、「香川県住みます芸人」の梶剛さん、インダストリアルデザイナーの鈴木正人さん、ビーガンレストラン「菜道」チーフシェフの楠本勝三さん、映像制作会社「ランハンシャ」社長の下田栄一さん、コピーライターの岩崎亜矢さんらが参加する。
屋外ブースのデザインを手がける鈴木正人さんは「ブースはただ展示するだけでなく、工芸やクラフトをテーマにした企画を盛り込む。アーティストの立つステージのほか、夜間の仕掛けも考えている。スクリーンや光などとも合う、見ているだけでワクワクする空間を演出したい」と意気込む。
チケット(玉藻公園入園料込み)は、11月3~11月5日(18歳以上=1,100円、6歳以上18歳未満=660円、6歳未満入場無料)、11月6日~11月12日(18歳以上=770円、6歳以上18歳未満=440円、6歳未満入場無料)。