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高松・玉藻公園で「讃岐リミックス2」 香川の伝統を新たなプロダクトに

桜御門で上映するプロジェクションマッピング 光る人物の踊りに合わせて映像が変化していく

桜御門で上映するプロジェクションマッピング 光る人物の踊りに合わせて映像が変化していく

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 高松・玉藻公園(高松市玉藻町)で11月3日、「SANUKI REMIX(讃岐リミックス)2」が始まった。

初日は桜御門前で保多織と藍染の作品のファッションショーが行われた

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 香川県の伝統工芸士や地場産業を支える職人(アーティザン)と各方面で活躍するアーティストやクリエーターが共創し、「これまでになかった作品を生み出す」ことを目的としたプロジェクト。「集まる」をコンセプトに、今年9月に始動した。

 会期中、園内の披雲閣でさまざまな企画や展示を行う。11月3日・4日の2日間は「出あう2Days」と題し、参加したアーティストや職人たちによるトークセッションが持たれる。11月5日・6日の2日間は「感じる2Days」と題し、作品の展示販売などを行う。会期中の夜間は桜御門をプロジェクションマッピングが彩る。

 今回新たに「谷川木工芸」(木田郡)とプロダクトデザイナー・鈴木正人さんがコラボした家具ブランド「MOBIRAKA(モビラカ)」や、藍染工房「Khimaira」(さぬき市)と保多織ファッションデザイナーの西川潤さんがコラボした「KACHIFUKU(カチフク)」が誕生、作品が展示されている。

 初日を終え、プロデューサーの村上モリローさんは「天候に恵まれたこともあり、日中から思った以上の人数の方々に来ていただいて驚いた。前回はコロナ禍の影響もあり、イベントも思った通りの日程でできなかったのでリベンジしたいという思いもある」と話す。「今回『2』と付けたのは物語のようにこのイベントも積み重ねていきたいと思ったから。今年1月に行った第1回に続き、今回も作庭師ユニット『HIFUMI』が館内を草木で飾ったが、前回の作品が育ったという設定で、細かった枝が育って勢いのある太い枝になっている。このイベントをきっかけに披雲閣に初めて足を運んだという声も聞く。このイベントが香川の魅力を知ってもらうきっかけになるとともに、多くの人が集まり、心を動かすものになれば」とも。

 入場料は、昼の部=500円(別途入園料が必要)、17時以降の夜の部=1,000円。

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