「お魚料理とカフェNICO(ニコ)」(高松市男木町)が9月3日、男木島にオープンした。
店主の須田珠恵さんが長男と切り盛りする同店。店を始めるきっかけについて須田さんは「3年前に男木島に移住し島の観光案内所『男木交流館』で仕事していた。ガイドの仕事中、島で食事ができる場所がないか聞かれても案内できないことが気になっていた。今年に入り、島内にあるレストラン付きの古民家に転居した。島外から友人が来た時に案内できる場所、ゆっくりできる場所を作りたいと思っていたので、この機会に自分たちで店を始めることにした」と話す。
昨年9月に開催した「男木島灯台しましま祭り」の料理や島の花見弁当など、料理で島のイベントに関わることがあり、その時に料理を指南した元料理人の島民のサポートの下、親子で出店にこぎ着けた。
メニューは地元漁師から直送で仕入れた魚を使った煮魚、魚の唐揚げ、焼き魚、魚フライなどを中心とした定食(以上1,500円)やジュースやコーヒー、紅茶などのソフトドリンク、アルコール類を提供する。料理はこれから増やしていくという。
店について須田さんは「旅に出た時、料理や景色など『その土地らしいもの』に触れることが旅を豊かにすると考えている。旅で訪れた方には島での思い出をつくってもらうとともに、島の人にも家族や友達が来た時などに使ってもらえるような店にしたい。島での時間が豊かになるような場所になれば」と意気込む。
水曜・土曜・日曜営業。営業時間は11時30分~16時30分。