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高松・塩江美術館でガラス作家杉山利恵さん作品展 水をテーマにした作品並ぶ

ガラス作家・杉山利恵さん

ガラス作家・杉山利恵さん

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 ガラス作家・杉山利恵さんの作品展「Birth ...then ...Full~すべてはその一滴から~」が現在、高松市塩江美術館(高松市塩江町安原上)で開かれている。

波紋をモチーフにしたインスタレーション

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 庵治石やオリーブなど地場産品をガラスに溶かした作品を作る杉山さん。メインの展示室では波紋をモチーフにしたインスタレーションや月の満ち欠けをテーマにした作品を展示。別室では水の滴をテーマにした作品群を展示。滴が落ちてたまり、器を満たすまでを表現した。

 作品について杉山さんは「人体の60%以上が水分で構成されていることから水は自分に近いものと感じる。ガラスも水に近い表情であることに魅力を感じ、ガラスを使って音や波紋などの水を表現してきた」と話す。

 展示について「工房を設立して今年で10年。その中でさまざまな方に出会ったり、支援いただいたりしてきた。人生は滴と波紋みたいなものだと考える。人と人との関わり方は滴が落ちて波紋を生み、それが別の波紋と交わる様子と似ている。自分の人生に重ねながら見てもらうとともに、製法によって異なるガラスの表情にも注目してもらえれば」と来場を呼びかける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は一般=300円、大学生=150円、高校生以下無料。10月22日まで。

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