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高松に伝統工芸品「保多織」ファッションのアトリエショップ

保多織ファッションデザイナーの吉原潤さん

保多織ファッションデザイナーの吉原潤さん

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 「ブティックjune(ジュン)」アトリエショップが複合商業施設「TAKAMATSU JAM4.5」(高松市高松町)内にオープンして1カ月がたった。

保多織のシャツやジャケット、コートなどが並ぶ店

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 香川県の伝統工芸品「保多織(ぼたおり)」は、3回平織りし4本目の横糸を浮かせることで生まれる凹凸が特徴の布。幕府の献上品として江戸時代から作られ、長持ちすることからその名前が付けられた。

 同店は、保多織ファッションデザイナーの吉原潤さんが店主を務める。吉原さんは昨年11月、玉藻公園(玉藻町)で開催されたイベント「SANUKI REMIX(讃岐リミックス)2」に県内の藍染工房とコラボした衣服を出品したり、フランス・パリで開催された「Japan Expo Paris2022 WABISABI 」に浴衣生地で作ったドレスや墨汁で染めたジャケットなどを出品したりするなど国内外で活動してきた。これまで自宅をアトリエにしていたが、手狭になったことから出店したという。

 入店は予約制で、カットソー、シャツ、ズボン、ジャケット、コートなど商品は客の要望に合わせて作る。価格帯は2万円~10万円で、ユニセックス物も用意する。商品はズボンのゴム替えやサイズ直しなどメンテナンスに対応する。

 吉原さんは「ヨーロッパ風のデザインが好きで作る服にも取り入れている。3階の奥と気軽に来られる場所ではないが、雰囲気を楽しみ、『お気に入りの一着』を探してほしい」と来店を呼びかける。

 予約受付時間は10時~19時。ホームページのフォームやインスタグラムのDMで受け付ける。

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