宗家くつわ堂(高松市兵庫町)が10月、新商品「瓦クランチチョコ」の限定販売を始めた。
同店は、高松にある1877(明治10)年創業の老舗和菓子店。讃岐名物の砂糖(白下糖)とうどんにも使われる小麦粉を使い、職人が一枚一枚鉄板で焼き上げる堅焼きの「瓦せんべい」で知られる。
通常のクランチチョコは、米や麦、トウモロコシなどを揚げたパフやコーンフレークを使っているが、瓦クランチチョコは、この「瓦せんべい」を砕いてコクのあるチョコレートと混ぜ合わせた。
田村照夫社長は「瓦せんべいとチョコはとても相性が良く、これまでも『瓦チョコ』や『ショコマル』などを販売してきたが、一枚ずつチョコを塗る作業が大変で大量生産ができなかった。ある業者から『瓦せんべいを使ったクランチチョコはどうか』という提案があり、藤庄に試作品を依頼した。かんだ時のザクザク感が強く、コーヒーや紅茶に合うと社内外の評価も高かったので商品化した」と話す。
価格は5本入り648円。宗家くつわ堂本店と西店のほか、ゆめタウン高松、イオン高松東、イオンモール高松、Kiosk高松銘品館のほか、オンラインショップで扱う。販売は2022年4月末までを予定。