香川県を拠点に活動する瀬戸内サーカスファクトリーが11月6日・7日、屋島山上・県木園(高松市屋島東町)で野外サーカス「エ・コ・ラボ・シアター『森のトコトコ』」を上演する。
同団体はコロナ下の約1年半、イベント開催が難しい状況が続いたが、新しい仲間や舞台が増え、稽古や創作、マーケティングなどを続けてきた。その中で「環境と共生する舞台、エ・コ・ラボシアター」が生まれたという。
エ・コ・ラボ・シアターは、環境保全活動の一環として電力をできるだけ使わず音響や照明に自然を活用して作り上げる舞台。屋島は高松市街から車やシャトルバスで行くことができる野生生物も生息する国立公園で、屋島山上からは瀬戸内海を一望でき、夜は夜景や星空が望める。
主宰の田中未知子さんは「第1弾公演の会場の屋島山上県木園は、風を感じ、星月夜を見上げ、高松の夜景を見下ろしながら同時に舞台を楽しめる場所。サーカスの演目もしっかり行うが、ここでしかできない体験型の舞台になる。五感をフル活用して屋島の自然とサーカスの融合を楽しんでほしい」と話す。
衣装は特殊なプリーツ加工で知られるデザイナー浜井弘治さん、舞台美術は時空間造形作家として知られる田中真聡さんが手掛ける。
同公演は小作品のオムニバス公演。出演者と演目は、吉田亜希さん、長谷川愛美さん(以上、エアリアル)、谷口界さん(シルホイール・アクロバットダンス)、野瀬山瑞希さん(シルホイール・ダンス)、岡部莉奈さん(一輪車)。
11月3日まではJR・ことでん屋島駅と四國村から屋島山上までのシャトルバス乗車が専用ホームページで予約可能。
両日共、16時30分開場、17時開演。入場料は、前売り=2,000円、当日=2,500円。未就学児無料。