新年を迎え、高松・石清尾八幡宮(高松市宮脇町1)で初詣が始まり、元日の0時から参拝客でにぎわった。
大みそかの12月31日23時過ぎには同神社境内に多くの参拝客が詰め掛けた。カウントダウン前には大西秀人高松市長や丸亀町商店街振興組合の古川康造理事長ら来賓や同神社の関係者らが干支になぞらえて新年に期待する言葉やコロナ禍前の基準で例大祭を開催することを検討していることなどを述べた。
年越しとともに参拝が開始。拝殿前には参拝の列ができ、熊手や破魔矢を買い求めたり、おみくじを引いたりする参拝者の姿が見られ本殿では子どもたちによる獅子舞が披露された。境内では神酒のほか、丸亀町商店街振興組合による豚汁や菓子店「かねすえ」によるぜんざいが振る舞われた。
宮脇町に住み、毎年夫婦で元日に訪れるという長尾吉浩さんは「昨年までは皆マスクを着けていたが、新型コロナ感染症の5類引き下げもあって自分も含め、マスクを着けていない人の姿を多く見たのが印象的だった。昨年定年を迎えたので、初詣ではこれから健やかに一年を過ごせるよう祈った」と話していた。
社殿で今年の干支「辰」をモチーフにした御朱印を頒布する。初穂料は500円。1月31日までは紙で頒布する。
三が日は随神門前に屋台を出店すると共に、街中をまわる無料のシャトルバスを運行する。