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高松市歴史資料館で「アリとキリギリス」 働く人々や遊ぶ人々の姿を紹介

人々の姿を描いたびょうぶや絵巻物などが並ぶ会場

人々の姿を描いたびょうぶや絵巻物などが並ぶ会場

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 高松市歴史資料館(高松市昭和町1)で現在、収蔵品展「アリとキリギリス 絵画の中の働く人・遊ぶ人・夢想する人」が開かれている。

「遊ぶ人」のコーナー 高松市の文化財にも指定されている「玉蘭精舎祝宴図」をはじめとする作品が並ぶ

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 同館収蔵品のうち、江戸時代の庶民の姿を描いたものを中心に40点を「遊ぶ人」「働く人」「夢想する人」の3テーマに分けて展示する。

 「遊ぶ人」のコーナーでは高松藩の儒官・久家暢斎(きゅうけちょうさい)の祝宴を描き高松市指定有形文化財にも指定されている「玉蘭(ぎょくらん)精舎祝宴図」をはじめ、書や囲碁を楽しむ人々や厩(うまや)の様子を描いたびょうぶなどを展示。「働く人」では浮世絵師・三代歌川広重が日本各地の名産品をテーマに働く人々の姿を描いた「大日本物産図会」をはじめ、耕作や養蚕に従事する人々の姿を描いたびょうぶや職人の姿を描いた絵巻物などを展示する。「夢想する人」は読書をする人や物思いにふける人の姿を描いた作品を紹介する。

 同館学芸員の左海きほさんは「働いたり、遊んだり、さまざまな絵画に登場する生き生きとした人々の姿を見てもらいたい」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。観覧料は、大人=200円、大学生=150円、高校生以下無料。1月28日まで。

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