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丸亀町グリーンで瀬戸内地域アーティストの限定ギャラリー 被災地支援も

丸亀町グリーン西館2階に設けられたギャラリースペース

丸亀町グリーン西館2階に設けられたギャラリースペース

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 瀬戸内地域在住のアーティストによるグループ「瀬戸内アートコレクティブ」による期間限定のギャラリー「SETOUCHI ART COLLECTIVE CROSSING 2024 Green」が現在、丸亀町グリーン(高松市丸亀町)西館1階・2階の2会場で開かれている。

1階に設けられたギャラリー

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 2019年、岡山県や広島県など瀬戸内地域在住のアーティストたちが集まって結成した同グループ。企業や自治体などのクライアントと提携し、アートを活用した取り組みを行ってきた。昨年5月に同館で展示を行った。2回目となる今回は、PORTRATOR(ポォートレーター)さん、藏本(くらもと)秀彦さん、鈴木瑞穂さん、高松明日香さん、辻孝文さん、土井紀子さん、長野由美さん、名合貴洋さん、樋口聡さん、松本真里奈さん、松山真理さん、村田優希さんが出展。作品は水彩画、油彩画、立体作品などさまざま。展示作品は販売するほか、月に作品価格の3%を支払うことで貸し出しを行うサブスクリプションも用意する。

 今年の元日に起きた「令和6年能登半島地震」支援のため、会場に募金箱を置くほか、売り上げの1割を石川県が設置した義援金口座に寄付する。

 同団体プロデューサーの片倉恒(ひさし)さんは「作家数が昨年の6人から12人と2倍になり、作品のバリエーションも増え、2階の共有スペースも使った。商業施設の中でアートを使ったコミュニケーションの場、アートで人と人をつなぐ場を作りたい。『芸術作品は画廊やアートギャラリーに入らないと見られないもの』というイメージを拭い去りたい。アーティストも在廊するのでコミュニケーションを取ってもらいたい」と話す。

 被災地支援について「災害に対し、アートでできることは少ないが、地域に根差したアーティストネットワークとしてできることをしたいと思い、寄付を行うことにした。この展示を通して今後もできる限りの支援を模索したい」とも。

 営業時間は11時~20時。観覧無料。1月28日まで。

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