お守りや縁起物などをたき上げ、その火でミカンを炙(あぶ)って食べる「おみかん焼き」が1月21日、高松・石清尾八幡宮(高松市宮脇町1)で開かれた。
「おみかん焼き」は正式には「庭燎祭(ていりょうさい)」と呼び、「どんど焼き」のようにお守りや縁起物、正月飾りなどを焼き上げ、その火で炙ったミカンを食べるもの。香川県各所で見られ、無病息災のご利益があるとされる。
9時ごろ宮司が祝詞を読み上げ、集まったお守りや縁起飾りに拝殿で起こした「忌火(いみび)」をつけ開始。参加者は竹棒の先に付けたミカンを炙って食べた。
家族3代で訪れた脇谷佳奈美さんは「火の勢いが強く、まともに顔を向けられないほどだった。毎年訪れているが、いつも熱気のすごさを忘れる。この一年、風邪を引かず過ごしたい」と話していた。