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高松・讃岐おもちゃ美術館で木工おもちゃイベント 「うどんぱっちん」発表も

「グッドトイ2023」最優秀賞を受賞したおもちゃ「ねこぱっちん」を持つ濱田創社長と讃岐おもちゃ美術館の中橋恵美子館長(右から)

「グッドトイ2023」最優秀賞を受賞したおもちゃ「ねこぱっちん」を持つ濱田創社長と讃岐おもちゃ美術館の中橋恵美子館長(右から)

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 木工おもちゃ「ねこぱっちん」の「グッド・トイ2023」最優秀賞受賞を記念したイベントが1月24日、高松の讃岐おもちゃ美術館(高松市大工町)で開かれた。

(左から)「ねこぱっちん」と試作段階の「うどんぱっちん」

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 三豊市に工房を構える「なかよしライブラリー」が製作した「ねこぱっちん」。ハンドルを回すことでバンドに留めた木のボタンが受け口で引っかかって外れ「パッチン」と飛ぶ。おむつのロンパースのボタンを外す感触に着想を得て30年前に開発された。今回の受賞をきっかけに全国の「おもちゃ美術館」にも置く。

 イベントでは同社を経営する濱田創社長、耕平さん、知行さんの3兄弟が登壇し、讃岐おもちゃ美術館の中橋恵美子館長と共にトークを繰り広げた。その中で香川県産の木を使い、同館と共同で開発している「うどんぱっちん」の試作機を公開。今年の春に発売予定であることが発表された。

 トークイベント後は「ねこぱっちん」や「うどんぱっちん」をはじめ、同社のおもちゃの試遊時間も設け、子どもたちは木のおもちゃを手に取って遊んでいた。

 受賞について濱田社長は「グッド・トイには10年出し続けており、ようやく悲願がかなった。2歳のお子さんも遊んでいて、作っているだけでは得られない気付きを得られたし、もっと小さい子どもも遊べるおもちゃを作りたいと創作意欲も湧いてきた」と笑顔を見せる。うどんぱっちんについて「開発は順調。全て香川県の木を使うので輸送コストも抑えられるし、必要時には讃岐おもちゃ美術館に相談して人も紹介してもらっている。地元で物作りはしやすいと改めて感じた」とも。

 中橋館長は「香川県には木材のイメージがないが、降水量が少ないために密度の高いヒノキが育つなど、木材に恵まれた土地。香川県の木材を使い、香川県に工房を構える企業のおもちゃが最優秀賞を受賞したことを誇りに思うとともに、もっと多くの方に知ってもらいたいと今回のイベントを開いた」と話す。「うどんぱっちんは当館となかよしライブラリーが香川県の木材を使い、香川県森林協同組合が補助金を出してくれて、香川県のさまざまな団体が力を合わせて作っている。讃岐うどんをモチーフにした香川ならではのおもちゃで香川県の木のブランドを高めていきたい」と意気込む。

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