高松のラーメン店「麺処(どころ)希信」(高松市西の丸町)が6月16日、10周年を迎えた。
店主の糸谷翼さんと綾香さんの姉弟で切り盛りする同店。瀬戸内町にオープンし、昨年8月に現在の場所に移転した。
さば節と香川のしょうゆでだしを取るラーメン(800円)をはじめ、「黒みそラーメン」(900円)、香川県産ノリを使った「ノリラーメン」(1,050円)などを提供する。
10周年に合わせ、記念メニューを提供。つけそばのほか、スープにトリュフオイルを入れ、チャーシューや鳥つみれ、いくらなどをのせた「しょうゆらーめん極」(以上1,000円)、トリュフオイルを入れたイクラ丼(並み=700円、小=500円)などを期間限定で提供する。
10周年メニューについて、糸谷さんは「これまでエビやタイなどを使ったラーメンを多く出してきたが、原点に返って王道のしょうゆラーメンを追求した。東京にもあるトリュフオイルを使うラーメンを提供する店が豚骨ラーメンやパイタンラーメンなどこってりしたラーメンに使うのに対し当店は、あっさりとしたしょうゆラーメンにトリュフオイルを入れた。風味が口に残るスープができ、『今だからこそ提供したいしょうゆラーメン』ができた」と笑顔を見せる。
10周年を迎えたことについては、「コロナ禍など苦しいこともあったがお客さまや多くの人の支えがあって楽しくやってこられた。昨年の移転以降を『シーズン2』と銘打ち、新たなことを始めたいと現在準備に当たっている。構想しているのはうどんとラーメンを掛け合わせたメニュー。ラーメンのスープにうどんの麺を入れるようなものではなく、それぞれの良いところを生かした全く新しいジャンルの物を作り、香川に広めていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時、17時~22時。日曜定休。記念メニューの提供期間は、しょうゆらーめん極=6月22日まで、つけそば=6月24日~6月29日、いくら丼=6月29日まで。