菓子職人たちによる菓子の作品「工芸菓子」が並ぶイベント「ルーヴの芸術祭」が現在、「菓子工房ルーヴ空港通り店」(高松市鹿角町、TEL 0120-869-787)で開かれている。
瀬戸内国際芸術祭に合わせ始め、今年で3回目となる同企画。同社の8人のパティシエが約2カ月をかけ飴細工、チョコレート、アイシングクッキー、シュガークラフトの4手法でそれぞれ制作する。作品は同店のほか、「グランメゾン・ルーヴ」(丸亀町)、「アニバーサリー・ルーヴ屋島」(新田町甲)でも展示する。
作品のうち、同店をかたどったアイシングクッキー作品を作った櫻井綾月(あづき)さんは「森の中にある当店をイメージして制作した。ドアや窓、カフェの位置なども忠実に再現している。当店の勤務はアルバイトでカフェでの接客からスタートしたので、その時のことも思い出しながら作った。動物たちの表情も一つ一つこだわって作った。絵本をイメージして作ったので見た人にも絵本を読んだような明るい気持ちになってもらえれば」と話す。
同店広報の尾崎祐子さんは「当店で通常時お菓子を作る時とは違う、技術の研さんの場として今後も広くやっていきたい」と話す。
6月28日には同店2階のカフェでスタッフによるサックスとクラリネットの演奏会を初開催する。「演奏するスタッフは音楽大学を出て志高く音楽を続けており、披露の場を与えたいと企画した。菓子作品だけでない広い分野での芸術イベントにしたい」と尾崎さん。
開催期間は、空港通り店=6月30日まで、グランメゾン・ルーヴ=7月2日~7日、アニバーサリー・ルーヴ屋島=7月9日~15日。観覧無料。演奏会は、1部=14時~15時30分、2部=16時30分~18時。観覧料1,980円でドリンクとスイーツが付く。カフェ店頭と電話で申し込みを受け付ける。
※内容の一部を修正しました。 6月25日 9時30分追記