VRなどメタバース体験にマルシェを組み合わせたイベント「METAVERSE THE PARTY(メタバースザパーティー)」が6月30日、サンポート高松で開かれた。
メタバース普及を目的としたイベントで今回が初開催。会場にはARスポーツ「HADO(ハド)」や、VRヘッドセット「Meta Quest3」の体験ブースを設けた。会場ではマルシェも開き、キッチンカーやハンドメード、ワークショップなどで38店が出店した。
視線で照準を定め、動作で弾を放ち、画面上に投影されたモンスターを倒す「HADO」のゲームには親子連れを中心に参加者があった。親子で参加した松戸佑樹さんは「家でも鬼ごっこやキャッチボールなどで遊ぶが、このゲームは敵を倒すという共通の目的に向かってプレーできるのが良かった。息子と一緒に異世界を体験できて楽しめた」と笑顔を見せる。
イベントは8月にも同所で開催するほか、山口県でも開催。今後全国で展開するという。イベントを主催するプロジェクトチーム「THE COLLAPSAR(ザコラプスター)」代表の南光誠さんは「四国はマルシェを企画する団体もあり、マルシェ開催のノウハウや環境が整っていたことから1回目の会場に高松を選んだ。子どもがVRを体験したことをきっかけに興味を持った保護者も多く見られた。マルシェと組み合わせることでメタバース体験がとっつきやすいものになる。今後全国で開催すると共に百貨店や遊園地ともコラボして多方面からメタバースを普及させたい」と意気込む。