高松の文化やスポーツを支援する一般財団法人「高松をNo.1の街にする会」の設立記念式典が7月1日、丸亀町グリーン(高松市丸亀町)けやき広場で開催された。
高松出身や高松にゆかりのある人物や会社、団体を支援することを目的に設立された同法人。「特別な才能を持つ人材の発掘や育成」「伝統工芸や文化の普及および振興」「世界に通じる景観・施設等の活用提案」などを事業として行う。瀬戸内産の商品や食材を販売するサイト「瀬戸内マリアージュ」や「サンポート高松トライアスロン大会」、知的障害者にオリンピック競技種目に準じたスポーツトレーニングとその成果の発表の場を設ける競技会「スペシャルオリンピックス日本・香川」などへ協力することが発表されている。市民や企業から寄付を募ると共に、9月から初年度の助成プログラムにノミネートする個人や団体の募集を開始する。
式典には代表理事の灘波博司さんのほか、アンバサダーを務めるスポーツ選手や声楽家、財団協力事業者ら16組が登壇、取り組みやアンバサダーとしての意気込みなどを話した。
同財団の特別アンバサダーを務めるオートバイロードレース選手の西村硝さんは「高松にゆかりがあって才能があるのに知られていない人も多い。アンバサダー活動を通してより多くの人に知ってもらいたい。応援もしてもらえれば」と話す。
難波さんは「未来ある子どもたちや若者たち、香川漆器などの香川県の伝統文化も皆の力で支援したい。私にはスポーツや物作りの才能はないが、人を集め応援することならできる。高松から世界に羽ばたく人材が増えることで高松も元気になる。皆の力で高松を活性化したい」と話す。