屋島山上交流拠点施設「やしまーる」で展開する高松の伝統工芸ブランド「SELECT840」がアーティストとコラボするシリーズ「アーティストとなんか作りたい」シリーズの販売が8月3日、同施設で始まった。
第1弾として高松在住のアーティスト・平山昌尚さんと庵治石を使ったプロダクトを製作する「蒼島(あおいしま)」がコラボした庵治石の商品を発売。線で顔を描いたコースター「DISC」シリーズ(1万1,000円~)やさいころ(1万6,500円)、スマートフォンを模した「PHONE」(1万9,800円)などを販売する。
平山さんは「くすっと笑えるような楽しいものを作りたいと思った。『PHONE』は『友人のスマホを石にすり替えたい』と遊び心から作った」と話す。
今後について「現在構想しているのは庵治石でできたおでん。高松に来て讃岐うどん店でよく見かけたことから計画した。おでんの具はこんにゃくの三角や大根の円柱など単体では幾何学的な図形でありながら集まるとおでんと認識できるところに面白みを感じる」とも。
「蒼島」の二宮力社長は「『平山ワールド』を表現した今までにない庵治石の作品ができた。喫茶店で一緒に食事をしながら湧き上がるアイデアを話し合い、形にするのは楽しい仕事。香川県に素晴らしいアーティストがいて、一緒に物作りをできることを誇りに思っている。今後も自分たちにしかできない方法で香川県の魅力を世界に発信したい」と意気込む。