高松・英明高校の校内を巡る「英明あるきミッケ」が9月21日、同校の文化祭「英明祭」で行われた。
チェックポイントに指定されたまちのスポットをチームで回り得点を競う「まちあるきミッケ」の手法を取り入れて初めて企画した。学内のポイントに設置したクイズや対象の教室で体験やゲームなどのミッションをクリアしてポイントをため、景品と交換する内容。
コースやミッションは同校の観光系コースの3年生が設定し、冊子も作成した。生徒の一人、福岡遥(はる)さんは「中心部だけでなく校内を満遍なく回れるよう、ミッションやクイズの設置位置を工夫した。英明祭には学外からも参加者があるので、クイズの内容は学生以外も楽しめるよう心がけた」と話す。
校内では冊子のマップを見てコースに設定されているブースを探す参加者の姿が見られた。掲出したクイズに挑戦する中学生や、ワークショップに参加しシールを貼ってもらう小学生の姿もあった。
まちあるきミッケを企画する「トレーニングレースジャパン」の浅野徳一社長は「英明高校で事例ができた。同校の教師から『近年、国語や数学などの教科のほか、生徒たちの考える力を養うカリキュラムを行うことを求められているが、教師としてどうすれば良いか分からない』と相談されていた。今回の企画は生徒が考え運営した。生徒たちの考える力を養う機会となり、生徒たちの今後をさらに豊かにするものになれば。今後も同校をはじめ県内の学校に展開していきたい」と話す。