高松・男木(おぎ)島の男木港で9月28日、花火大会が開かれる。
2020年からスタートし、今回で5回目となる同花火大会。島民の寄付金でこれまで運営してきたが、今回はクラウドファンディングに初めて挑戦し、花火の観覧船チケットや同島を舞台にしたゲーム「Summer Pockets REFLECTION BLUE(サマーポケッツ リフレクションブルー)」とのコラボグッズなどを返礼品として用意する。
会場では島内の飲食店による飲食ブースも設ける。
同花火大会実行委員会委員長の福井大和さんは「新型コロナウイルス感染症によって何気ない日常が制限を余儀なくされ、世界中が窮屈な空気に包まれた。男木島でも高齢の島民が彼岸や盆に家族に会えなかったり、地域行事が中止や縮小を余儀なくされ、人と人とのコミュニケーションが途切れそうになった。人と人との距離感を適切に取りつつコミュニティーを維持するためのイベントとして花火大会を始めた」と振り返る。
「最初は小規模で始まったが、新型コロナウイルス感染症も落ち着き、規模も少しずつ大きくなり、目的も当初からは変わってきた。それでも当花火大会の花火に美しさや感動だけでなく、たくさんの思いや願いが詰まっていることは変わらない。家や港から見る花火の感動は記憶に残り続けるもの。今年も多くの人とその体験を共有できれば」と期待を込める。
花火の打ち上げ時間は19時30分~19時45分。観覧無料。フェリー「めおん」の高松港行き夜行便乗船券はCFサイトから要事前申し込み。料金は2,000円。