高松出身で政治家・実業家の中野武営の功績をたたえる「ブエイまつり」が10月6日、玉藻公園(高松市玉藻町)で開かれる。
政治家として活動する中で1871年の廃藩置県後、愛媛県や徳島県に併合を繰り返していた讃岐地方を香川県として独立させるために尽力したことから「香川県独立の父」と呼ばれる中野武営。今回のイベントはその功績をたたえる企画として行う。
当日は、園内を無料で開放し、「桜の馬場」で高松城鉄砲隊による演舞や水堀を使い香川に伝わる伝統的な古式泳法流派「水任流」披露、披雲閣や二の丸跡広場で讃岐獅子舞や相撲甚句披露などを行うほか、来園者2000人にうどんを無料で振る舞う。イベントに先駆け同園西広場で中野の銅像の除幕式も行う。
隣接する香川県立ミュージアムでは、中野が能を好んだことから高松出身の能楽師・伶以野(レイヤー)陽子さんが舞を披露する。
開催時間は10時30分~15時