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高松・仏生山で大名行列 地元小学生の参加企画も

(左から)イベントをアピールする高松市立仏生山小学校6年生の村田陽音(はると)君、吉原斡櫂(かんた)君、松本龍斗君

(左から)イベントをアピールする高松市立仏生山小学校6年生の村田陽音(はると)君、吉原斡櫂(かんた)君、松本龍斗君

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 「第29回仏生山大名行列」が10月20日、高松市仏生山町で行われる。

衣装を身に着けた子ども甲冑(かっちゅう)隊

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 大名行列は1992(平成4)年、高松市南部地域の活性化と門前町の歴史を伝えることを目的に始まった。当日は藩主や姫、家臣らに扮(ふん)した約50人の行列が「ふらっと仏生山」(仏生山町甲)屋外広場をスタートし、「お成り、お成り」のかけ声の中、同寺の先にある仏生山公園までの1.5キロの道のりを練り歩く。途中には藩主を狙う悪党との殺陣も繰り広げられる。同公園ではステージやブースも展開し、10月19日には花火大会もある。

 昨年から地元の有志の子どもたちによる子ども甲冑(かっちゅう)隊が参加し、行列と共に練り歩く。今年は高松市立仏生山小学校の6年生全員が「総合的な学習の時間」の授業の一環としてイベントに参加。甲冑隊だけでなく仏生山を紹介するブースやおみくじ、スタンプラリーなどを作成し、出展する。仏生山公園のステージでは26人のダンスチームによる踊りも披露。準備の模様も同校のウェブサイトで紹介する。

 吉原斡櫂(かんた)君、松田陽音(はると)君、松本龍斗君の3人が広報部員を務める。吉原君は「1人でも多くの人に大名行列に来てもらえるよう、仏生山にまた来たいと思ってもらえるよう6年生みんなで準備している。足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 校長の渡邊弘明さんは「これまでも子ども甲冑隊のほか清掃活動、ガイドなどのボランティア活動で参加していたが、どうしても関わりがイベント当日だけになってしまう。準備から長期にわたって関わり、地域への思い『シビックプライド』を高めることを目的に授業の一環として参加することにした」と話す。

 「イベントの中ではうまくいかないことも多く出てくると思うがそれも学び。自分たちが関わり、考えて行動することが大事。来年度以降も継続して、6年生が代々引き継いでブラッシュアップできるようなプログラムにできれば」とも。

 開催時間は、19日=12時~21時(花火大会は19時~19時20分)、20日=10時~16時(大名行列出発式は11時40分から)。

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