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高松で国際映画祭受賞映画「カオルの葬式」上映 舞台あいさつも

映画「カオルの葬式」のワンシーン(写真提供=湯浅典子さん)

映画「カオルの葬式」のワンシーン(写真提供=湯浅典子さん)

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 映画「カオルの葬式」上映が4月25日、映画館「ソレイユ」(高松市亀井町)で始まる。 

ソレイユ前の八木景子さん、湯浅典子監督、大岩主弥さん(左から)

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 日本、スペイン、シンガポール合作の同映画は、国際映画祭にも出品し、今年1月、バングラデシュの首都ダッカで開かれた「バングラデシュ・ダッカ国際映画祭」では最優秀脚本賞を受けた。

 物語は、女性脚本家のカオルが亡くなり遺言が見つかったことから始まる。遺言書には10年前に離婚した元夫の横谷が喪主になるようにと記されていた。知らせを受けて東京からカオルの故郷である岡山にやってきた横谷。そこでカオルの遺児である9歳のひとり娘、薫と出会う。カオルの葬儀に仕事仲間や友人、地主一家などさまざまな人が集う中、嵐の夜に事件が起こる。

 同映画で監督・プロデューサーを務めた湯浅典子さんは岡山市出身。撮影の7割は岡山で行われた。「香川は瀬戸内海、瀬戸大橋を介してとても近しい岡山の親せきのような印象」と湯浅さん。「本作のラストシーンは瀬戸内海。香川県の方にはなじみのある風景、言葉に近い感覚を含め、きっと葬儀に参加しているような感覚になるはず。四国上映の最初は高松でと決めていた。映画館で本作に没入してもらい、死を見つめることで生を感じて、大切な人を思ってもらえたら」と話す。

 公開初日の25日は17時から地下の「ソレイユ・2」で、上映終了後に同映画キャストで岡山出身の八木景子さんと香川出身の浦宗航さんによる舞台あいさつを行う。

 上映は5月1日まで。

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