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高松で「かがわDXフェア」 42団体が技術競演、生成AIや脱炭素支援も

イベントに出展した香川短期大学経営情報・デザイン学科の学生ら

イベントに出展した香川短期大学経営情報・デザイン学科の学生ら

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 香川県内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するイベント「かがわDXフェア2025」が10月21日、サンメッセ香川(高松市林町)で開催された。主催はかがわ情報化推進協議会。

香川県内外42団体が出展した会場の様子

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 コロナ禍をきっかけにオンライン活用が進む中、DXに関する新たな情報を共有し、企業や団体の業務効率化や成長につなげることを目的として企画した。2回目となる今回は、香川県内31、県外11の企業・団体・大学などが出展。製造業向けのDXプラットフォーム、AIによる脱炭素支援システム、顔認証システム、360度パノラマ映像を活用したXR技術など、多様な分野のソリューションを紹介した。2階の特別会議室では「生成AIの活用」や「産官学共創によるDXの社会実装」などをテーマに4つの講演も行われ、多くの来場者が耳を傾けた。

 香川短期大学・経営情報デザイン学科のブースでは、小型センサーとアプリを組み合わせたモバイルモーションキャプチャー「mocopi」を用いたアバター技術を紹介。学生は「Vチューバーの増加などで、顔を出さずに活動する人も増えている。企業の採用担当者がアバターで会社紹介を行うなど、さまざまな活用が期待できる」と話す。

 香川県政策部デジタル戦略総室デジタル戦略課の山田久美子課長補佐は「DXやAIという言葉は浸透してきたが、まだ身近に感じにくいという声もある。実際に技術に触れ、体験や情報交換を通じて、より多くの企業や団体がDXを取り入れるきっかけになれば」と話す。

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